educationsalonの日記

Education Salon

教育についての記事。教育現場のあまり知られていない情報をあげています。

学校教育

高校数学の教科書は素晴らしい

塾・予備校の文化が浸透した現代。教科書よりも塾の問題集の方がよくまとまっていて、効率的な学習ができると考えている生徒さんは多いのではないでしょうか?生徒さんだけではなく、先生でもそう考えている人は多そうです。ですので、教科書は不要だと思わ…

近い未来、中学受験に英語が導入される

センター試験から共通テストになり、英語はリスニングのウェイトが増します。 小学校の英語の時間も増え、「教科」になります。年間70コマの授業が設定され、成績がつくようになります。 このことから想定されるのは、「近い未来に中学受験で英語が導入さ…

進路が決まらないと勉強に集中できない

「やりたいことがわからない」という高校生の発言をよく耳にします。ぼくは現役合格に自己満足以外の価値が見出せないので、やりたいことがない人はやりたいことが見つかるまでゴロゴロしつつ、テレビゲームやアニメを見るといった生活を送っていてもいいと…

学校の都合に振り回される数学3

公立高校の数学のカリキュラムは基本的に高1:数学1A高2:数学2B高3:数学3or数学1A2Bの復習となります。高3で数学3をするのは理系クラスで、数学1A2Bの復習を行うのは文系クラスです。今回は理系の数学の話です。 文系クラスが数学1A2Bの復習を行うの…

偏差値を伸ばすには質と量の両輪が必要

「数学ができるようになるには、チャート式をやればいい」「青チャートですか?黄チャートですか?」「チャートは基本!」 チャートチャートチャート・・・数学=チャートか!ってツッコミたくなるほどに高校生はチャートが好きですよね。確かによくまとまっ…

学校や学校の先生を叩いても何も変わらない

インターネットやSNSが発展したことで、学校の先生や、学校の対応の不適切さが見える化しました。筆算の横線を定規で書かなかったから×になった。かけ算はまだ習っていないのに使ったから×になった。などなど。毎年です。(神戸の小学校であった教員の教員イ…

灘中に受かるような生徒は、先生より圧倒的に偏差値が高い

昔、ある大学で教員採用試験に向けて数学の授業を行なってくれとの依頼がありました。大阪のあまり有名ではない大学です。そこに参加していた学生は地方の教員採用試験に臨む、小学校の先生志望の方々でした。教員採用試験の一般教養に出てくる数学・算数っ…

今の子どもは大人が思っている以上に時間がない

スマホとインターネットが伸びた結果、遊び方が変わりました。簡単に言うと、遊び方に「スマホ」が入ったということです。日本でiPhoneが発売されたのが2009年。そこから約10年の間に目覚ましい進歩を遂げました。その一つに「スマホ依存」という言葉が生ま…

学力と偏差値は異なる

「スマホによって子どもの学力が下がった」「父親が単身赴任している子どもの学力は高い」などなど。 学力という言葉が簡単に使われていますが、問題視されている「学力」という言葉はほぼ「偏差値」という言葉に言い換えられます。偏差値は1970年ごろから受…

「勉強」という言葉の原義

「先生」という言葉の意味をご存知でしょうか?現在、先生と呼ばれる職業は政治家や弁護士、医師、教員ぐらいです。一番イメージするのは「学校の先生」ではないでしょうか。しかし、先生の原義は「学校で子どもたちに勉強を教える人」ではありません。 「先…

教員採用試験に通った先生ほど学ばなくなる構造になっている

公立学校の先生はざっくり3つに分かれます。 ・教諭(専任)教員採用試験という公務員試験に通った先生です。 ・常勤講師基本的には教諭と同じ業務ですが、教員採用試験に合格していない先生です。教諭とは給与形態が教諭と異なり、1年契約となることが多…

共通テストの記述式問題なんてうまくいくハズがない

少し前に話題になった共通テストの記述式問題。最終的な決着は「身の丈発言」で幕引きとなりました。文科省の達成感のために、強行すると予想していたのですが、想定外の力学がかかり、延期となりました。(身の丈発言とは https://www.asahi.com/articles/A…

日本の教育の基礎は軍人教育にある

現在の学校教育の基礎は軍国主義に由来します。つまり軍人をつくる教育ですね。日本の教育が自分の頭で考えさせない教育であるのは、ここに原因があります。どういうことでしょうか。 強い軍隊には統制された部隊が必要です。戦うときにみんなバラバラの方向…