educationsalonの日記

Education Salon

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近い未来、中学受験に英語が導入される

センター試験から共通テストになり、英語はリスニングのウェイトが増します。

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小学校の英語の時間も増え、「教科」になります
年間70コマの授業が設定され、成績がつくようになります。

 

このことから想定されるのは、「近い未来に中学受験で英語が導入される」ということでしょう。
高槻中学校のように、既に英語受験枠のような形で導入されている中学校もあります。
それが難しいのですよ。「え?これほんまに小学生がやるの?」と思ってしまうほどです。

 

私立中学校は前から中学受験で英語を課したいと考えていました。
というのも、どんな中学校に入っても最初は大文字と小文字がちゃんと書けるかから始まります。
小学校でローマ字を学びますが、灘中であろうが公立中学校であろうが、最初は同じ、大文字と小文字からです
灘中に入るような生徒だとアルファベットの大文字小文字ぐらいは覚えているでしょう。あんなに難しい入試を突破してきたにも関わらず、英語は公立中学校と足並み揃えて進めなければならないなんて、生徒も先生もお家の方も「なんでやねん」となりませんか?
他校の生徒と差を広げるのにも、大文字小文字だけでなく、中1で学ぶ程度の英語は入学前に進めてもらえた方が都合がいいです。

 

そのために効果的なのは、入試科目とすることでしょう。
日本の教育は受験と切り離すことができません。
プログラミング学習であっても真剣に子どもにやらせたいのでしたら、入試科目にするのが一番です。入試科目でなければ頑張らないが、入試科目になるとすごい頑張ります
ですので、中学受験の入試科目にすると、中1レベルの知識は身につけてくれるでしょう。

 

ちなみに中1レベルと5文字で書くと簡単そうに見えますが、実はすごい多いです。

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めっちゃ大変ですよね。ほぼ英語の核をなしていると言ってもいいでしょう。

 

灘中が英語を導入すると、甲陽学院、東大寺学園、大阪星光、洛南と英語を導入していくでしょう。
東大と同じです。トップが変われば、全てが変わる
そうすると英語の先生のパイの奪い合いは激しくなるでしょう。
文科省の調査では公立小学校教員の英検準1級以上の取得率は1.0%、中学校の英語担当教員では30.2%、高等学校では57.3%です
どこの企業も、どこの学校も優秀な人材を求めています。今後は優秀な英語の先生を学校と浜学園でとり合うことになるのでしょうね。

 

 

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