educationsalonの日記

Education Salon

教育についての記事。教育現場のあまり知られていない情報をあげています。

なりたい職業がYouTuberってあかんことなん?

2017年に将来なりたい職業ランキングにYouTuberが入り、問題となりました。
これの何が問題なのでしょうか。
今回はそれについて考えてみましょう。

 

なりたい職業ランキング(小学生編)

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(引用:https://www.jafp.or.jp/personal_finance/yume/syokugyo/

 

なりたい職業ランキング(中学生編)

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(引用:https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/nr_190806.html

 

2017年から3年経って、YouTuberは増えました。
4G回線が整備され、どこでもリッチな動画を見れるようになりました。これほどまでに、どこでもラグなしで通信できる国は世界のどこを探しても日本ぐらいではないでしょうか?
YouTubeはあの当時では考えられない層、大人も見るようになりました。ぼくももちろん見ています。
2017年当時では、なりたい職業がYouTuberというのは新すぎたから否定された部分はあるでしょう。日本には継続制度を根拠無く正当化する文化があります。
しかし、その否定意見は今なお続いています。

 

ぼくはYouTuberになりたいという目標が否定される意味がわかりません。
プロスポーツ選手はよくて、YouTuberがダメな理由はなんなのでしょうか?むしろYouTuberの方が可能性は高く感じています。
プロスポーツ選手は運の部分が大きいです。ダルビッシュ選手がこれまでに行っていたトレーニングと同じことを行っても、身長などフィジカルが同じになることはありませんので、ダルビッシュ選手と同じようには成功できません。
プロスポーツ選手も、YouTuberも、自分の時間を一点集中させる部分は同じです。そこで成功できるかはわかりません。運の部分も大きいでしょう。
そもそも、大人や学校の先生は「ダメ」と否定する方が自然です。ですので、ぼくは否定せずに肯定するようにしています。自分の意志で選択して決定することが大切です。

 

今は中学校で職場体験に行きます。ですので、職場体験でYouTuberを体験させたらいいのではないでしょうか?
YouTuberとして、アカウントを作成し、動画を撮り、編集をして、投稿する。
それを職場体験の3日間継続してみると、YouTuberという仕事がいかに大変かわかります。
さらにこれだけではありません。その裏側にあるネタ構想を考える、人気のユーチューバーの動画を見て戦略を立てるなど、どうすればチャンネル登録者数を増やすことができるかを考えて実行するしかありません。
そこに正解はありません。地道にコツコツ更新していくしかありません。たった3日間ですので、チャンネル登録者数も動画再生数も少ないかもしれません。それもYouTuberという職業の厳しさでもあります。
継続することの大変さ、戦略を練ることの複雑さ、自分のITスキルの足りなさ、社会は自分が思っている以上にやさしくないと学べることはいっぱいあります。
これを体験することは職業体験のコンセプトには合っているのではないでしょうか?

 

YouTuberとして成功することは教科の勉強よりも難しいことです。少なくとも数学よりは難しいと思っています。特に継続が何よりも大変です。
YouTuberとしてチャレンジする。YouTuberになりたいと思う。それの何がダメなのでしょうか?
今のチャレンジをディスる空気はどうにかしなければなりません。

 

 

この本にヒカキンさんの仕事論も書かれています。
他の方の仕事論も興味深かったです。
逆転の発想は大切です。Education Salon OSAKAも逆張りを行うようにしています。


 

いかがでしたか?
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