educationsalonの日記

Education Salon

教育についての記事。教育現場のあまり知られていない情報をあげています。

「受けてみないとわからない」側に立つ

12月や1月、センター前など、受験生の中では今タイムリーな方もいるかもしれません。
受験生を指導する中で、ぼくは「受けてみないとわからない」という立場に立ちたいとしています。
受験生の中にはこれまでの模試の点数や偏差値、判定などで「もう無理やー浪人やー」と諦めてしまう方がいます。
特に医学部受験ですと、2浪3浪はザラにいる世界です。これまでの経験から受験前にメンタルが負けてしまう方もいます。

 

そんなこと生徒が思うわけですから、講師も思うに決まってるじゃないですか。
さらに多くの受験生を見てきた、多くの受験生の成績表を見てきた講師の方がその予測は正確でしょう。
「今年はもう無理やな。諦めろ」と生徒に言うダサい講師もいるそうです。最低ですね。

 

これから受験に臨む生徒が講師から「諦めろ」なんて言われたらどう思うでしょうか?
「いやぁ、ぼくは早めに次年度に向けて動いた方がいいと思うから、彼のことを思って言ってあげたんですよー」
講師は「あなたのため」という口実を持っています。

 

ですので、ぼくはどれだけ難しいセンターの得点であっても、E判定であっても、「受けてみないとわからない」と言うようにしています。
判定や偏差値から難しい、無理かもしれないということを考えてしまうのはわかります。
しかし、E判定だろうが、偏差値が20だろうが、当日全教科満点取れば合格できます。

 

そもそも、届かないかもしれないと考えている人は、そんなネガティブなことを考えている時間はありません。
本当に自分の合格を信じ切っている人は、「落ちたらどうしよう」なんて考えないはずです。
センター試験で自分の期待通りの得点が取れなかった人は、「落ちたらどうしよう」を考えてしまう傾向が強くなるだけです。
期待通りの得点が取れた/取れなかったの差はこの一点だけであり、センター試験が期待通り取れたとしても、落ちる人は落ちます。どうなるかわからない未来を考えたところで、答えは結果が出るまではわかりません。

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(NEWSPICKSより引用)

 

日本人は竹ヤリで戦車を貫ける民族です。
第二次世界大戦で沖縄本島で戦闘になったときには、軍人ではない国民でさえも竹ヤリで戦いました。そのとき精神力があれば、竹ヤリでだって戦車を貫けると考えられていました。
また、1862年には薩英戦争が起きています。
薩英戦争とは、今の言葉ですと「山口県VSイギリス」です。
山口県VSイギリスですよ?レノファ山口VSプレミアリーグみたいなものです。
勝てるわけないじゃないですかwww
それでも当時の日本人は根性があれば勝てると本気で信じていました。
この精神論や根性論が「神風」という言葉です。
神風が吹けば勝てる。
最近ですと、ラグビーW杯での日本の快進撃は神風が吹いたと言えませんか?
浜学園の生徒が中学受験で合格宣言として叫ぶのは、神風を吹かせるためでしょう。

 

実際、受験でもこれは当てはまります。
E判定だろうが、偏差値が20だろうが、当日全教科満点という「神風」が吹けば合格します。
結局、受験なんてものは、受けてみないとわかりません。A判定であっても、偏差値80であっても、前日にノロウイルスにやられてしまうと、おそらく合格できません。
ですので、受けてみないとわかりません。

 

今自分のできることは何でしょうか?
「もう無理や」とウジウジ悩むことでしょうか?
自分の可能性を信じて、1%でも合格する可能性を上げることでしょうか?
なーに大丈夫ですよ。
どんな結果になっても、プラネタリーバウンダリー(地球の限界)は変わりません。

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(「左利きのエレン」より引用)

 

 

いかがでしたか?
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