大学入試改革、新テストから逃れるためにも、関関同立といった有名大学へのエスカレーター校は人気が出るだろう。
新テストになっても灘や東大寺といったトップ校の進学実績はそこまで変わらないだろう。
都内だと中学受験して当たり前となっている区もある。
まだまだ学歴神話が信じられている。
こういった予測から、中学受験は再ブーム到来するだろうと予想していましたが、今年2020年の入試でそれが決定的なものとなりました。
想像以上に早かったですね。やはり感度の高い人は動いているということなのでしょう。
少子化が進み、浪人の数が減っている中で中学受験者数は増加しました。
中学受験を対象とする教育サービスは教育分野で数少ない成長市場となっています。
サービスから見る成長市場
浜学園は教室数を増やしました。
希学園はメンタルケアの強化に動き出しました。
特に現在の新型コロナウイルスの影響もあり、通塾を避けようとする家庭へオンライン学習のフォローがどこの学習塾でも目玉商品のようです。
学習塾は開発に投資できるほどには潤っています。馬渕学園も本格的に東海地方でポジションをとりにいこうとバンバン広告を出しています。(本当にあんなに広告を打てることが羨ましいです。)
経済活動が盛んだということは成長しているということです。
あの精神論ゴリ押しの希学園がメンタルケアに取り組み出したというだけで、中学受験の業界を知っている者からすれば衝撃でしょう。
中学受験は大学受験とは別の力学がかかります。小3から小5まで3年間も在籍していたにも関わらず、簡単に情報に振り回されてしまい、小6になると別の学習塾に変えるなんてことがザラにあります。ですので、小6生であっても新規生徒対象となります。
情報の流されやすさは今回の新型コロナのトイレットペーパー不足のことを思い起こすとイメージしやすいのではないでしょうか?
現在どの学習塾もあの手この手を使って、小6の新規生徒獲得を目指しています。
データから見る成長市場
関西の小6生の人口は約17万8300人と過去5年で8000人減りました。しかし、20年に関西の私立中学を受験した児童数は2年連続で増えています。受験率は9.64%と10人に1人が受験する計算になります。(日能研調べ)
首都圏では中学受験者数は約6万人にも上り、受験率は20%を超えます。
灘中の20年入試の実質倍率も2.98倍と過去最高の数値を叩き出しました。
関西学院大学の附属中学の倍率は3~5倍と年々上昇傾向にあります。
科学が入らない
中学受験の学習塾はあまりにも科学が入っていません。
以前にも書きましたが、浜学園を筆頭とする大手学習塾は科学があまりにも入っていません。
学力の経済学を一度読んでみて下さい。この本は本当にオススメです。(一度ここで書かれている内容を保護者会で話そうとして止められました。)
価格:1,584円 |
科学が入らないからこそ、伝統や歴史のある大手学習塾に生徒が流れます。
「中学受験は小五からの、週一回の通塾でも対応できる」と言っていますが、中学受験に挑む、小六のお子様をお持ちの保護者様にはこの言葉は届かないのでしょう。
中学受験を経験してもその先には大学受験があります。その大学受験、しかも医学部を最も得意とする人気講師が言っても、「中学受験と大学受験は違う」と届きません。
予備校ですと他の予備校と掛け持ちができますが、中学受験の学習塾は自社で講師を囲い込むために、風通しが本当に悪いです。
自社のノウハウを漏らしたくないのでしょうが、そのノウハウ(教材)はメルカリで売っています。
まとめ
予備校でも「中学受験や高校受験といった下の学年の授業ができるのは強いですよねー」と言われます。
中学受験の算数も、大学受験の数学も同じです。基本な解法の暗記と過去問トレーニングです。算数の方がひらめきが必要になりますので、難しい部分はありますが、本当にひらめきが要求されるのは関西圏だと灘ぐらいでしょう。洛南は暗記で対応ができます。
中学受験は算数、高校受験・大学受験は数学で決まります。
Education Salon OSAKAは中学受験の算数も対応していますので、算数でお悩みの方がおられましたら、お気軽に問い合わせをしてください。
いかがでしたか?
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数学が苦手な方、数学の定期テストで高得点を取りたい方、数学の力をさらに伸ばしたい方。学習相談や進路相談など、お気軽にお問い合わせして下さい^ ^