中学受験はドロドロした足の引っ張り合いが激しいです。
中学受験、高校受験、大学受験という３つの受験の中で一番ドロドロしているのではないでしょうか。
大学受験ですと競うのが、日本中の受験生になりますが、中学受験では競争相手が学習塾の同じクラスメイトですので、ライバルが減ることが、お子さまの合格に繋がります。
お子さまの点数の競争だけでなく、保護者様の妬み僻み合戦も裏では起きています。
（引用：https://matome.naver.jp/odai/2142265132371500801）
もはや「ここは関ヶ原か！」という感じですよね。
ママ同士の学習塾や勉強方法といった情報戦が行われます。
浜学園や日能研といった大手学習塾に在籍し、基本的な学習のペースはそこで作るのですが、授業が多く消化不良になりがちです。
一つの塾だけで望むような成績の向上が見られる生徒もいますが、そうではない生徒も多くいます。
後者のママは、前者のママに「家庭ではどのように勉強を行っているのか」「別の学習塾に行っているのか」「塾はどんな話をしたのか」を探り入れますが、真なる情報の共有は行われません。隠し通します。実はどこどこの個別指導に通っていた、だれだれに家庭教師を頼んでいたといった話は、受験が終わってから発覚します。
成績を伸ばしてくれる、お子さまにとって本当にいい家庭教師や個別指導はママ友間には広めません。
いい家庭教師や個別指導を教え、クラスメイトの成績が伸びるとライバルが増えることになるますので、はぐらかしたり、誤った情報を与えたりします。
「本当にいい学習塾っていうのは口コミで広がらない」という話を生徒にしたところ、「そんなん当たり前じゃないですか」と笑われました。
また学習塾自体も誤った情報を伝えます。
面談で危機感を煽り、成績を向上させたいのであれば、「もっと授業を受講しなさい」と営業をかけます。
「もっと勉強しましょう」ではなく、「もっと授業を取りなさい」です。
授業が多く、消化不良になっているために成績が向上しないのにも関わらず、さらに授業を増やしなさいと本末転倒です。
お味噌汁の味が濃いからといって、水ではなく、お味噌を追加するようなものです。
これは駿台でも河合塾でも起きていることですが、それでも自習の価値をわかっているだけまだマシと言えます。自分で勉強する時間がなければ、成績なんて伸びません。だからこそ、講師にダイレクトに質問や相談ができる仕組みは価値があると思うのですが。
３つの受験の中で中学受験が一番科学が入っていないのではないでしょうか？
授業を受けても５％しか記憶に残らないと研究で出ているのにも関わらず、授業を多く受講させて５％を積み重ねようとします。
ラーニングピラミッドも常在戦場の精神論で跳ね返します。さすが竹ヤリで戦車を貫けると考えていた国ですよね。
学校が非合理的なのはわかりますが、塾で、ただでさえ時間が多くない中学受験の学習塾でここまで非合理的なのは、売り上げのためでしょう。
浜学園の講師の方からの「あの塾は生徒のことなんて考えずに、売り上げのことしか考えていない！」「灘中に受かる見込みのある生徒にしか親切ではない」という声は有名ですよね。
関西圏ですと、はっきり言って灘以外は小５からの週二回の学習で届かせることができます。現にそれで大阪星光学院、東大寺学園、大阪教育大学附属天王寺、四天王寺女子などの合格という笑顔を生み出しています。
しかし、この言葉はお子さま中学受験に熱狂している保護者の方には届きません。
「週２？なめてんの？週５はマストでしょ」といった感じです。
本当に科学的な情報が届いていません。
中学受験はスイミングといった習い事との共存は可能です。
「受験は小５の夏で決まる！」
「小５の夏に向けて、小４から準備しておこう！」
「小４から本格的に受験勉強が始まる。それに向けて小３から慣れていこう！」
なんでもありです。
そのうち、中学受験は入る幼稚園で決まるとか言い出すんじゃないでしょうか？
ちなみにインドでは４歳で九九が始まります。
受験勉強も大切でしょうが、「遊び」も大切です。
中学受験で志望校に受かろうが、うまくいかない結果になろうが、最終的には大学受験での勝負になります。
ですので、苦しい受験生活を過ごすのでしたら、大学受験突破までのビジョンのある学習を行った方がいいと思うのですが、中学受験の伝統に新しい科学は受け入れられません。
新しいものを否定する日本らしいですよね。
いかがでしたか？
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