令和２年２月２５日に文科省から新型コロナウイルスの対応として、「学校の卒業式・入学式等の開催に関する考え方について 」が発表されました。（https://www.mext.go.jp/content/20200225-mxt_kouhou02-000004520_02.pdf）
現在、多くのベントが延期・中止になっていく中で、予定通りに行った国公立大学前期入試。
直前の対応になり、受験生を困惑させたでしょう。
今日までですので、受験生の中で感染が拡大しないことを願うばかりです。
北海道では公立小中一斉休校へ舵を切りました。
（https://www.nikkei.com/article/DGKKZO56065100W0A220C2MM0000/）
多くの人が集まるイベントが続々と自粛の発表をしている中で、今後行われる卒業式・入学式に向けて、文科省のスタンスが発表されました。
宛先の圧倒的感がすごいですね。
簡単に言うと、
「卒業式や入学式はかけがいのない行事やから、一律の自粛は求めへんけど、感染が発生してる場所はなー。どないしよっかなー。教育委員会さんや各都道府県知事さん、延期とかの対応。よろしくお願いでけへんやろか？」
ということです。
うん。まぁどうするのがいいのかわかりませんね。
これでは現場は混乱を招くでしょう。
「おいおい！こんなふわふわした文章やったらどうすればいいのかわからんって！ポエムやんか。大学生のレポートかよ！」と言いたい気持ちはわかります。
これが現実なのでしょう。
卒業式・入学式を行って、感染が拡大しても叩かれる。延期しても、その後の対応で叩かれる。結局ハズレくじです。
政府として、自粛ムードをこれ以上拡大させたくない中で、文科省もどうするのがいいのか、最適解が見えていないのでしょう。
「人込みの多い場所を避ける」と言っていますが、具体的な人数すら公表できないのが現状です。１００人以上のイベントと数字を言ってしまうと、「９９人以下ならば大丈夫」「１００人以上は全て自粛すべき」との声が出てしまいます。
PDFには開催方法の工夫も挙げられています。
手のアルコール消毒、マスク着用、咳エチケットはもちろんのこと、各学校で開催と感染拡大防止に向けて、工夫を行ってくれと。
今回の新型コロナウイルスでリモートワークやオンライン参加が増えたことはポジティブな面と言えるでしょう。
卒業式もオンラインでの参加に舵を切れば感染防止に繋がりますが、伝統がそれをさせないのでしょう。N高のVRによるバーチャル入学式の方式が一番いいのでしょうが、卒業する人々は最後の登校にもなり、思い入れもあるでしょう。ライブで卒業式を体験したい気持ちもわかります。
（N高のVRによるバーチャル入学式）
オリンピックも心配です。オリンピックを全てオンラインによる中継にすると、その場にいる臨場感が薄まり、体験として弱くなります。
計画していた経済効果もなくなり、今以上に倒産する会社も増えてくるでしょう。
これから卒業式・入学式、そしてオリンピックといった貴重なイベントが行われます。
それだけではなく、映画館に行く、USJに行くといった家庭でのイベントもあるでしょう。
これ以上の拡大せずに、収束に向かうことを願っています。
いかがでしたか？
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