educationsalonの日記

Education Salon

教育についての記事。教育現場のあまり知られていない情報をあげています。

青チャートは偏差値60以上の教材

受験生のバイブルにもなっている青チャート。もはや一つのブランドにもなりました。
「青チャートをやっていれば大丈夫」といった発言を耳にする機会も増えました。
それと同時に、「うーん。あなたは青チャートはいらないんじゃないかなー。黄色で十分だよ」という状態であっても、青チャートというブランドを求めている生徒や学校も増えました。
何をとち狂ったのか、赤チャートを配布している学校まで見られるようになりました。

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そもそも、青チャートは灘高の教科書です。「あなたの学校は灘高ですか?」という話です。
灘からかけ離れているにも関わらず、青チャートを配布している学校は、この教材のレベルまで届かせてくださいという願いを押し付けているだけです。
中には頑張ってついていこうとする生徒もいるでしょう。しかし、部活も頑張りたいなどと考えてる生徒にとっては、文武両道という大義の下でパワハラを行っているだけです。

 

昨日、模試の点数の取り方を投稿しました。(https://educationsalon.hatenablog.com/entry/2020/02/10/032320
あそこでいう基本的な問題というのは、黄色チャートに掲載されている解法で解けるような問題です。
青チャートを丁寧に行えば、✖️の問題も解けるようになるかもしれません。あくまで「かもしれない」止まりです。
黄色チャートの解法を計算ミスすることなく、必要に応じて使えるだけで偏差値60までは届きます。偏差値60が一つの壁だと考えられているのは、それほどまでに「計算ミスをしない」ということができる生徒が少ないからです。
100点と99点には決定的な差があります。それは計算ミスや単位忘れといったケアレスミスをしたか、しなかったかという差です。
「これはケアレスミスだから大丈夫」「これは計算ミスだから本番は取れる」と減点に自分で優劣をつけている間は満点は取れません。
心理学的には、簡単だと思っている方が変わらないと言われています。ケアレスミスや計算ミスをしなくなることを簡単だと思っているから、「今すぐ変える必要がない」や「必死に変える必要がない」としてしまい、結果変わらないということです。

 

確かに青チャートはいい問題集です。
数三だと黄色チャートでは少し弱い部分がありますので、青チャートの方がいいです。
しかし、青チャートだと難しすぎる学生も多いことも事実としてあります。
大切なことは今の自分の能力よりほんの少し上の、背伸びをすれば届くという課題をこなすということです。それはもしかしたら青チャートかもしれませんし、サクシードかもしれませんし、やさしい理系数学かもしれません。
背伸びが人間を成長させます
今の自分に最適な教材や課題を用意することが、効率的な学習には必要です。
学習相談は無料で行っておりますので、数学や算数でお悩みの方は気軽にご連絡してください。

 

 

いかがでしたか?
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