educationsalonの日記

Education Salon

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入試で必要なのは難しい問題が解ける力ではない

医学部や東大や京大といった、いわゆる偏差値の高い大学は、偏差値が高いが故に難しい問題が解けなければならないと考えている受験生は多いです。
確かに難しい問題も出題されますし、定期テストとは比べ物にはならないでしょう。しかし、入試で必要なのは難しい問題が解ける力ではありません。
入試で必要なのは「基本的な問題で落とさない力」です。

 

受験生が大好きな偏差値
偏差値の本質は単なる数字です。偏差値が高くても合格の保証はありません
A判定といっても「この模試と同程度の能力が出せたら、たぶん10回中8回ぐらいは受かるんじゃないかなー」という曖昧な評価でしかありません。
偏差値が高くても入試の前日にインフルエンザやノロウイルスにかかってしまうと、実力は出せません。
それと同じで、模試では「本番だったらどうなるか」という未知の力学が抜けています

 

模試でも高偏差値を取るために必要なのは、難しい問題に答える力ではなく、「基本的な問題で落とさない力」です。
例えば、河合塾さんが行っている全統記述模試。
大問が5つ出題されるのですが、問題の構成は以下のようになっています。

大問1:5問ほどの小問集合
大問2:2問に分かれている基本的な問題
大問3から大問5:3問に分かれている応用問題

基本的な問題を得点すると
大問1:◯◯◯◯◯
大問2:◯◯
大問3:◯◯✖︎
大問4:◯◯✖︎
大問5:◯◯✖︎
となります。

これだけで135点/200点、偏差値でいうと60は超えることになります
60を超えると阪大や京大が射程距離に入ります。
ここでいう基本的な問題というのはチャート式(黄色)で掲載されている解法という意味です。難しい問題を取れても200−135=65点程度しかありません。

 

偏差値が60に届かない方や、難しい問題ばかり解いて勉強しているのにも関わらず、得点が取れない、偏差値が出ないという方は、基本的な問題で計算ミスなどの理由から得点ができていないということです。
英単語は毎日のルーティンに入れているのに、数学の計算をルーティンにしないのはなんでなのでしょうか

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入試でも同じです。
確かに難しい問題が出題される学校もありますが、全問難しい学校なんてそうありません。
2019年の日本医科大学ぐらいでしょうか?早稲田の商学部ぐらいでしょうか?
京大や東大や医学部であっても全問難しいことはそうありません。
ですので、自分が考えてもわからない問題は「これは本当に数学が得意な一部の人間のみが解ける問題だ」と割り切って進むことは大切です。
基本的な問題はチャート式に載っているような問題ですので、これを落とすことの方がメンタルのダメージが大きいです。
自分が見たこともないような問題で解けなかったことはすぐ忘れますが、見たことのある問題で解けない場合、そのダメージは次の教科にまで影響します。

 

医学部であってもこれは当てはまります。
大学受験の最難関といえども勝ち方はあります。それを伝え、学習を進めるときっといい結果は出ます。生徒も、お家の方も、学校の先生も、難しい問題を解けなければならないと考えがちです。
そんなことはありません。医学部受験に最適化された学習方法はあります。ぼくは最適化された学習方法を伝えているだけです。そのノウハウを知っているか、知らないか。
医学部に入りたいと考えている方。Education Salon OSAKAは医学部には自信があります。

 

いかがでしたか?
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