educationsalonの日記

Education Salon

教育についての記事。教育現場のあまり知られていない情報をあげています。

Education Salon OSAKAのビジョン

日本の首都である東京。二番目の都市である大阪。
東京は1400万人、大阪は900万人と大きく差があります。もちろん人口だけでなく、面積、産業構造、GDPなどの違いもあります。
その中でEducation Salon OSAKAが強く危機感を持っているのが、文化水準の差です。

 

東京では高校生・大学生を中心とした起業家集団や学生団体が多数ありますが、大阪ではあまり話を聞きません。
以前に比べると、大阪でも学生限定カフェなどの話は聞くようになりましたが、そこに高校生はほぼいません。
昨年、独自のプログラミング言語を開発してプログラミングコンテストで優勝したスーパー中学生も東京の開成中学でした。
中学生・高校生のこういった偏差値で測ることのできない行いの話題が大阪で上がることがほぼありません。近畿大学ぐらいでしょうか。(ですので近畿大学の評価は高いです。)
同じ教科書で、同じ内容を学んでいるのに、どうしてこうも差が見られるのでしょうか。
これが教育による文化水準の差です。
全てにおいて東京の方が早いです。流行が生まれ、流行が死んでいく。そのスピードが決定的に異なります。昨年建てられまくったタピオカ店のうち、何店舗が2020年を超えられることができるでしょうか?
こうした文化の変遷のスピードの違いが、文化水準の差を生み出しました。

 

民間教育サービスに目を向けてみましょう。
東京で流行っている教育サービスは「探究型」「プログラミング」「英会話」です。「探究型」とは、よくある受験を目標とした学習塾ではなく、子どもの「やってみたい」「もっと知りたい」といった探究心に焚きつけるような教育サービスです。
探究学舎の宝槻先生は情熱大陸で取り上げられるほどで、有名ですよね。
「プログラミング」「英会話」はご存知だと思います。

 

問題なのは、このどれもが大阪ではあまり注目されていないという点です。
大阪ではまだまだ「偏差値」「学歴」が強く信じられているます。もちろん東京でも学歴や偏差値はある程度、信仰されているでしょう。
しかし、東京で「プログラミング」「英会話」が流行っているのは、都内で生活を行ってると、プログラミングと英会話ができた方がいいということが皮膚感覚でわかるからです。
大阪よりも英語が飛び交う環境であり、プログラマーが足りていないという現状がお父さんからの「SEが足りない!」「プログラマー高い!」といった声から、なんとなく感じるのでしょう。流行の速さかもしれませんね。
「英会話」はほぼどの地方に行ってもECC英会話スクールといった小規模なものがあるので、いいとしても、「探究型」「プログラミング」がバズってる話はほぼありません。

 

また、東京の受験生はつまみ食いが当たり前です。数学は〇〇という学習塾で学び、英語は△△という学習塾で学ぶといういいところのみ受けるといったつまみ食いです。しかし、大阪を含めた地方では、まだまだ一社で全て賄う傾向があります。
これは東京の方が競争が激しいからであり、盛り上がっていることの現れでもあります。
大阪も東京に寄ります。今後は一社独占よりか、複数の塾に掛け持ちすることが自然な姿になるでしょう。

 

Education Salon OSAKAはこの文化水準の差に強い危機感があります。
過去の「誰よりも早く正確に答えを出せる」ということを美徳とし、いい高校、いい大学、いい会社に入れれば幸せだという正解が昔にはありました。それが今はもう溶けています。今では「誰よりも早く正確に答えを出せる」のはGoogleでしょう。
学歴はあくまで、セルフブランディングを考える上でのカードの1枚にしかすぎません。高学歴=頭がいい人、立派な人だとする時代はインターネットとインバウンドによって圧死しました。
学歴や偏差値が全ての時代なんてとっくのとうに終わりました。今はセルフブランディングを考えて、個人の力を付けることが必要な時代です。つまり、自分の頭で考えられる力が必要です。

 

Education Salon OSAKAはこうした東京と大阪の格差をどうにかしよう、教育水準を東京に少しでも近づけようとして始まりました。
ですので、Education Salon OSAKAのビジョンは「大阪を東京に近づける」です。
東のディズニー。西のユニバ。と言われているので、大阪にいると「まぁ2番目やしいっかー」と勘違いしてしまいますが、東京とは大きな差があります。たった2時間半の距離がこれほどまでに大きな差になりました。IT分野における中国と日本ぐらいの差があります。
グローバルというマクロな目線で考えると、この国は東京しか生きていないともいえます。このままだと大阪も東京以外の地方都市になります。
それでいいでしょうか?
それでも子どもたちの未来は明るいです。生徒にも「未来は明るい」と言っています。子どもの未来が暗くなったら、ぼくたち世代の責任です。
これがぼくたちのモチベーションの一つです。

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Education Salon OSAKAのホームページです。
https://r.goope.jp/educationsalon
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