大手予備校学習塾を辞めて、現在は医学部予備校と自分の塾の運営に勤しんでいますが、大手予備校を辞めたのには理由があります。
今日はそれについての記事です。
- 時間がない
集団指導の学習塾・予備校ですとぼくのような若手（予備校業界で３０代前半はまだまだ若手扱いです）講師は、受験生の講座はあまり担当させてもらえません。
受験生や大人数の授業を担当する力量や熱量があると自分で思っていたとしても、挑戦すらさせてもらえない現実がありました。
そこで長く勤めている講師にポジションを取られます。確かに長く勤めていた分、会社と講師との信頼関係はあるでしょうが、歴が長いからといって熱量があるとは限りません。
嫌だ、めんどくさいなどと悪態をつきながら授業に行き、テキトーな授業を行っている歴だけ長い講師は皆さんが思っている以上に大勢います。
大手予備校ほど新陳代謝が行われていません。２０年前のトップ講師がまだトップ講師と考えられており、ぼくが受験生の時に授業をしてもらっていた講師の方がまだまだいます。
そういった方のポジションを奪うのに必要なのは、授業のスキルではなく、時間。
トップ講師と呼ばれている方の授業のスキルは奪うことはできますが、その講師と同じだけの時間量を投資しなければ、その椅子を奪うことはできません。
やりたいこともやらなければならないことも多いぼくにはそんな時間がありませんでした。
- 学年が変わるときに講師が変わる
高２まで担当をしていたが、高３は自分より歴がある講師に変わる。
小５までは自分が担当していたが、自分よりやる気も経験もないが、社員だからという理由で小６は担当が変わる。
といったことが多くありました。
受験生は授業が多いので、コマ給の発生しない社員に任せるという会社の狙いはよくわかりますが、担当の講師が変わるから辞めた生徒もこれまでに多く見てきました。
「質問を〇〇先生に行けばいいやん」「講師じゃなくてカリキュラムがうちのサービスだから講師が変わっても一緒だよ」と言いますが、生徒にとってはそんなことはありません。
もちろん生徒は会社やその名前というブランドにも信頼はしていますが、それ以上に講師の授業に対して信頼をしています。
そこで何もできない自分に対しての強い憤りも、Education Salon OSAKAをはじめた要素の一つでもあります。
- 一人ひとりをよく見ることができない
１００人、２００人の授業では自分の言葉が真に届いているかわかりません。
居眠りをしているかはわかりますが、きちんと話を聞いているか、授業中にノートの端にラクガキをしていてもわかりません。
生徒の理解が主体ではなく、講師の話が主体になるので、宿題をきちんと行えているのか、授業内容を理解して乗り越えることができたのかわかりません。つまり、面倒見がいいとは言えません。
ですので、一人ひとりをよく見ることのできるEducation Salon OSAKAは１対１の個別指導にしました。
- 時給
皆さん自分の時給はご存知でしょうか？
年収はわかる方は多いと思いますが、年収÷労働時間（勤務時間ではありません）で出される時給はわかっていない方が多いです。
小中学校の先生や新卒の美容師さんは時給にすると２００円程度だとよく聞きます。
自分のブランド力を上げるためには、自分の時給を上げる必要があります。
この講師という仕事は授業のコマ給なので、授業準備やプリント作成、面談などは時給が発生しません。講師のコマ給は高いと思われていますが、時給で換算するとそこまで高くありません。
大手予備校・大手学習塾は子どもが減っている今、ベテランの講師の方に多く払わなければならないため、若手のコマ給はなかなか上がりません。
ですので、自分の努力や熱量がそのまま返ってくる形を選びました。
大手予備校・大手学習塾は歴史やブランドがありますが、内情はボロボロであるところは多いです。
今はどこの予備校も学習塾も個別や少人数と面倒見の良さをうたっていますが、ベテランの講師は１対１００でしか採算が取れませんから、大手にはそんなことができるわけがありません。
そんな中にEducation Salon OSAKAはまだまだ何もありませんし、何も成せていません。
面倒見の良さ「よく見ること」でしか尖ることができません。
他の塾にはない、これまでに行ったことのない泥臭さ、面倒見のよさ、熱量があります。
いかがでしたか？
Education Salon OSAKAのホームページです。
https://r.goope.jp/educationsalon
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